颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
私なりにいろいろ考えた。新しい秘書がついたことを教えてくれない理由。

桐生颯悟が専属秘書の話をしてくれないのは、桐生颯悟にやましい思いがあるという推測に行き着いた。

つまりは。
桐生颯悟に女の影、みたいな?

ソファにかけていた私の隣に桐生颯悟が来た。
にこにこしながら、私の頬にちゅっとキスをする。


「颯悟さん。牧田さんから聞いたんですけど、颯悟さんに専属秘書ができたって本当ですか?」
「うん。そろそろキャパオーバーだったからね。新しくひとり入れることにしたんだ」
「今の時期に? 中途採用ですか?」
「ううん。オレが社内でスカウトしたんだ。前から気に入ってた子。ポテンシャルの高そうな子だったからね」
「颯悟さんの部屋に常駐ですか?」
「いずれはね。今は秘書室にいるけど、副社長室をリフォームしてアオイちゃんの場所を確保するつもり」
「アオ……」


アオイちゃん?
アオイちゃんって……。

既にちゃん付けなんて。
もうそんなに仲良しなの?

ものすごい不安が襲ってきた。

< 199 / 328 >

この作品をシェア

pagetop