颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「……バカですみません」
「みのり? なんのこと?」
「ど……どうして教えてくれなかったんですか? 颯悟さんに専属秘書がつくってこと」
「仕事の話でしょ? みのりにする必要あるの? 別に困らないよね?」
ほら、そうだ。
暗に私が相手にならないことを示唆している。
私に話したって分からないから。
意味がないから。
共感が得られないから。
いつの間にか私の前に来ていた桐生颯悟は私の肩に手をおいた。
顔が近づく。
キスでごまかすつもり?
私はぷいと横を向いた。
「みのり?」
「バカですみませんっ」
「さっきも聞いたけど?」
「頼りにならなくてすみませんっ」
「そんなこと言ってないけど?」
「言ってなくても態度に顔に現れてますっ!」
「なに、仕事のこと?」