颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「そうです! 牧田さんみたいに新しい秘書さんみたいに颯悟さんのお眼鏡に適う人間じゃなくて申し訳ございませんでしたっ!! それだけ優秀な人ならオアズケなんてヘマはしないでしょうし、せいぜいアオイちゃんと露天風呂楽しんでくださいっ! おやすみなさいつ!!」
「みのり?」
私は部屋に駆け込んだ。
バタン。勢いよくドアを閉める。
もういい、もういい、もういいっ!!
桐生颯悟にとって私はただのおもちゃなんだ。
頼りにされたいなんて思った私がバカだった。
ばふっ。ベッドにダイブする。
トントン。ドアがノックされた。
ふん、出るもんか。
「みのり」
ドア越しに聞こえる声。
「みのり、出てきて」
出るもんか。
出るもんか。
出ないもん……。
「ほんとバカ。少し頭冷やしなよ。おやすみ」
なにそれ。
*―*―*