颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)

「それが証拠に、あんたに仕事の話をしないんでしょ? それは会社にいる間はあんたに言えないようなことをしたいからでしょ。専属秘書を雇ったのは浮気しやすいようにそばにおくため。あ、浮気ならまだましかもね。アオイって子が本命にならなきゃいいけどぉ? 相当スペック高そうよね、颯悟さんが選んだんだから」
「う……」

「だからね、あんたなんてすぐに捨てられるんだから、素直に浮気を見て見ぬ振りをすればいいのよ。へたに証拠つかんで詰め寄ったら、面倒くさい女だってポイ捨てされるから」


そんな見て見ぬ振りなんて。
桐生颯悟が他の女の子に優しくする姿なんて。
あんなふわふわな甘いキスを私以外の子にするなんて。


「もし、仮にですよ仮に。祐理恵さんが颯悟さんと結婚したとして許せますか? 秘書と浮気って」
「ええ。男なんてそういうものじゃない? 逆に浮気しない男の方が問題よ。英雄色を好むって言うでしょ。浮気のひとつもできないなんて仕事も大してできない男よ」
「悲しくないですか? 夫や恋人が他の女の子とイチャイチャするんですよ??」
「そう? 悲しいなら自分も浮気すればいいのよ」
「そういうもんですか……」
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