颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
ああ……。そこまで的を射た説明をしなくても。


「あのですね、女の子はやっぱりFカップだよね♪とか、どっち背中か分からない女の子とは付き合えないとか?」
「誰がそんなこと言ったの?」
「私の妄想の中の颯悟さんがですね、そう申しておりまして」


桐生颯悟はあきれた顔をした。


「キミ、バカ? いつオレがそんなこと言った? 確かにパッドでごまかした胸は女子力ないって言ったけど、それとオレの好みは関係ないから」
「颯悟さん、正直に言ってください。何を言われても今さらですし」
「だから。オレとしては大きさなんてそんなの気にしてないし。じゃあキミは? 男の価値をアレの大きさで決めつけるわけ?」
「そんなわけないじゃないですか。颯悟さんのアレがどんなに貧弱でも私は颯悟さんに貫かれたいです」
「貫くって。リアルすぎ。バカ。それにそんなに貧弱じゃないと思うけど?」
「どんなにちいさくて細くても颯悟さんのなら愛する自信はありますんで。たとええのき茸でも大切にそれはもう大切に」
「だーかーらー。それなりにはあるから」


桐生颯悟は私の手をつかむと、そこに導いて触れさせた。


「☆§●※▽■〇×?!」
「どう? 貫かれたい?」
「そそそそ、颯悟さんっ!」


熱を帯びたそれにおののいて、私の体はフリーズした。その隙をついて桐生颯悟は愛撫を続けようとする。

彼の大きな手がキャミソールの下の肌に触れて私の体がぴくりとする。首筋に顔を埋めて歯を立てられて。ああ、きっと汗臭いし。わきの下だって、その、そういうところも。
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