颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
いつもの桐生颯悟にもどった。安心して身体の力が抜けた。優しいキスに体ごと委ねる。
あ……溶ける。唇の裏側をなぞられ、背筋がぞくりとした。私はここも弱い。それを知っている桐生颯悟はわざと何度も何度も舌でいじめる。体の芯がじわじわしだして、私は太股にギュッと力を入れて耐えた。
横に寝そべっていた桐生颯悟は起き上がって、私の腰を跨いだ。今度は上からキスが落ちてくる。
「さっきはごめん、荒かったよね」
「颯悟さん? あの、どうしちゃったんですか?」
「今夜みのりが帰ってくると思ってなかったのもあるけど……他の男と……話はあと。今はキミを堪能させて。優しくするから……できるだけ。できなかったらごめんね」
桐生颯悟の唇は顔から首筋に移動した。ちゅ、ちゅ、と音を立てながら鎖骨、胸元へ場所を変えていく。キャミソールの上から胸の頂にキスをし、みぞおち、お腹、脇腹、腰骨とくまなく唇を当てていく。くすぐったい刺激に頭の中がフワフワしてきた。
ショーツの上を飛ばしてキスは太もも、ひざ、スネと移動を続け、足首までくると桐生颯悟は私の体をころんとうつ伏せにした。
今度は後ろをキス攻めにする。後頭部、首裏、肩。二の腕、肘、腰。
ヒップ、太もも、膝の裏。ふくらはぎ、くるぶし、かかと。
ひととおりキスを終えると、桐生颯悟は私の体をころんと仰向けにもどした。