颯悟さんっ、キスの時間です。(年下御曹司は毒舌で腹黒で…でもかわいいかも?)
「……さん、麦倉さん?」
「は、はいっ」
黒縁眼鏡の向こうからまあるい瞳が優しく私を見つめていた。
「大丈夫ですか? と言っても大丈夫なはずはないですよね。急に佐渡に行けと言われても戸惑いますよね」
「ええ、まあ」
「海に囲まれてますから魚もおいしいですし、絶景も多いです。これから先の人生で島に住むって機会はなかなかないと思うんですよね。それを考えればある意味おいしい話かもしれませんよ」
「はあ、そうですね」
確かに海産物は新鮮でおいしそうだし、海に沈む太陽もきれいだろう。仙台からは海から昇る太陽しか見れないし。
「それに。僕は掛けてるんですよね。これを成功させればいいポジションがもらえるので」
「いいポジション?」
「はい。ユニークシークエンスをうちの会社の傘下に置く予定なんですが、今回のプロジェクトがうまくいけば僕がそのトップに就くことになってるんです」
「グループ会社の社長ってことですか?」
「社長というよりはCEOに近いポジションですね」
「出向にいくだけで?」
「社長直々にいただいた話です。社長も掛けてるんだと思うんですよね。だから麦倉さんもこれを成功させれば、いいポジションをもらえるんじゃないですか?」
いいポジション。私にとってのそれは桐生颯悟のパートナーだ。うまくいけば桐生颯悟の父親である社長に認めてもらえるかもしれない。
「は、はいっ」
黒縁眼鏡の向こうからまあるい瞳が優しく私を見つめていた。
「大丈夫ですか? と言っても大丈夫なはずはないですよね。急に佐渡に行けと言われても戸惑いますよね」
「ええ、まあ」
「海に囲まれてますから魚もおいしいですし、絶景も多いです。これから先の人生で島に住むって機会はなかなかないと思うんですよね。それを考えればある意味おいしい話かもしれませんよ」
「はあ、そうですね」
確かに海産物は新鮮でおいしそうだし、海に沈む太陽もきれいだろう。仙台からは海から昇る太陽しか見れないし。
「それに。僕は掛けてるんですよね。これを成功させればいいポジションがもらえるので」
「いいポジション?」
「はい。ユニークシークエンスをうちの会社の傘下に置く予定なんですが、今回のプロジェクトがうまくいけば僕がそのトップに就くことになってるんです」
「グループ会社の社長ってことですか?」
「社長というよりはCEOに近いポジションですね」
「出向にいくだけで?」
「社長直々にいただいた話です。社長も掛けてるんだと思うんですよね。だから麦倉さんもこれを成功させれば、いいポジションをもらえるんじゃないですか?」
いいポジション。私にとってのそれは桐生颯悟のパートナーだ。うまくいけば桐生颯悟の父親である社長に認めてもらえるかもしれない。