最恐ドクターの手懐けかた II





……そうだ、あの酔っ払って記憶を無くした日、遠藤先生は私を抱いた。

彼はどんな顔をしたのだろう。

どうやって抱いたのだろう。

私は平気だったのだろうか。

こうして話しているだけで、胸のきゅんきゅんが止まらない。

好きすぎて、頭がおかしくなりそうなのに。

貴重なあの時の記憶を無くした自分を呪った。





「遠藤先生……」




彼を呼ぶ私の唇をそっと塞がれる。

苦しくて、息が出来なくて、ただ鼓動が速くて。

その甘くてとろけるキスに酔う。


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