最恐ドクターの手懐けかた II
なんだ、遠藤先生の指示だったのか。
それなら……
「横田さん、陣痛辛いでしょうが、もう一回内診室に行きましょう」
そう告げながらも胸が痛んだ。
私、あからさまに桃尻先生を信頼していなかったな。
桃尻先生なんて大嫌いだけど、傷つけてしまったのかな。
横田さんはいきなり強くなった陣痛で、消耗していた。
立ち上がることさえままならない。
そんな横田さんに手を回し、
「私が支えているので大丈夫ですよ」
その身体に身を寄せて歩いた。