最恐ドクターの手懐けかた II





落ち着け、落ち着けと言い聞かせるが、



「遠藤先生」



彼を呼んだ私は、身を屈めて下腹部を押さえていたみたいだ。

そんな私を振り返った遠藤先生は、一瞬言葉を失った。

そして……



「桃尻」



恐ろしい声で桃尻先生を呼ぶ。

それでも鈍感な桃尻先生は、



「遠藤先生、何ですかぁ?」



彼に近寄って、肩に手を乗せた。

その手を振り払いながら遠藤先生は声を荒げた。




「てめぇ、こいつに何させてんだ!!

てめぇが横田さんを連れて来るようにって、俺は指示しただろ!?」



「でも……それは看護師の仕事です」



「妊娠中の看護師に、そんな仕事させられるか!!」



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