最恐ドクターの手懐けかた II
また、尿漏れだなんて言われるかもしれない。
だけど、あの時にはなかった腹痛がある。
「遠藤先生……」
ごめんなさい。
先生はあんなにも私の身体を気にしてくれたのに、私はまた無理をしてしまった。
遠藤先生の顔から、すーっと血の気が引いていた。
「横田さんを叩き下ろせ!
お前のほうが大変だ!!」
いや、それは間違っている。
だって横田さんは、出産間近なんだから!!
私情が邪魔をして、パニックにパニックを起こす遠藤先生を静かになだめる人がいた。