最恐ドクターの手懐けかた II








しばらくして、個室に新たな入院患者の名前がかけられる。



『遠藤 奈々 様』





……そうか、もう結婚もしていたんだ。

思い返せば、遠藤先生は驚くほど冴木さんを気にしていたな。

冴木さんに無理をさせている私を、いつも怒っていたな。

冴木さんばかり贔屓してと思ってたけど……

贔屓しないといけなかったんだ。

贔屓してもこんなことになってしまったんだ。


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