最恐ドクターの手懐けかた II
連れられた部屋は、やっぱり内診室だった。
医師用の椅子に畑中先生が座り、私の後ろに遠藤先生が立っている。
まるで、遠藤先生が夫みたいだ。
……いや、夫だ!!
そう思うと鼓動が速くなる。
こうやって夫婦仲良く妊婦検診を受けている人が羨ましかった。
私には絶対にあり得ないと思っていた。
だが、こうして以外な形で遠藤先生と検診を受けることになるなんて。
「今日は妊婦検診と、頸管のチェックをします。
まずは経腹エコーをするから、そこのベッドに横になってね」
そう言うと、ナースではなくなぜか遠藤先生が私を車椅子から下ろしてくれた。
久しぶりに歩く私は、ふらふらとふらついている。
そんな私を、彼はしっかりと支えてくれた。