最恐ドクターの手懐けかた II
「相変わらず馬鹿だなぁと思って。
今度カラオケ行きましょうよ」
遠藤先生ってギターも上手いが歌もうまい。
それはもう、そこらの歌手よりもずっと。
艶と碧のいいとこ取りだなぁなんて思う。
そしてあんな歌声で真面目に歌われたりしたら、胸のときめきが止まらないだろう。
「お前が元気になったらな」
そう言って遠藤先生は私に手を伸ばす。
その腕に抱かれて目を閉じると、急に眠気が襲ってきた。
やっぱり、私には遠藤先生がいなきゃ駄目だ。
どんな薬よりも、遠藤先生が一番の安定剤だ。