最恐ドクターの手懐けかた II
静かな病室に、お義母さんのすすり泣く声だけが響いていた。
その中で……
「琥太郎」
新たな声が聞こえる。
顔を上げると、病室の入り口には派手派手のスーツを着たお義父さんが立っていた。
その黄色のスーツ、某新喜劇を彷彿とさせる。
溢れる笑い声をぐっとこらえた。
そして、笑っているのは私だけではないことに気付く。
柊君とみどりちゃんだって思いっきり笑うのを堪えているのだ。
やっぱり、私の感覚がおかしいわけではないよね?
遠藤父子がおかしいんだよね!!