最恐ドクターの手懐けかた II
その言葉にホッとするお義父さんは、私にあり得ないほど山盛りの超高級フルーツとか超高級お菓子とか、カップラーメンとかを置いて出て行った。
涙を流し続けるお義母さんと、しゅんとする碧のおっさん夫婦とともに。
そんな慌ただしい義両親たちを見ながら、遠藤先生はボヤく。
「妊婦は体重管理にも気をつけないといけねぇのに、どいつもこいつも……」
遠藤先生はどこか嬉しそうだった。
きっと、お義父さんが私の体調を気にしてくれたからだろう。
だけど私は、遠藤先生がFの曲を作ったと聞いて嬉しかった。
私は生まれてくる赤ちゃんとともに、その曲も楽しみにしている。