最恐ドクターの手懐けかた II
そんなあたしを見て、柊は青ざめてガクガク震えていた。
不敵な俺様サッカー選手が怯えているのを見たのは、これが初めてだった。
「なあ、破水ってやべぇやつじゃねぇの?」
「電話する!!救急車呼ぶか!?」
「あー!もう、どうしたらいいんだ!?」
取り乱しすぎる柊に、
「あんたは黙ってて!」
ぴしゃりと言い放つ。
それで急いで病院の電話番号を探すが……
その時に襲ってきた陣痛は、今までの陣痛が嘘のように重いものだったのだ。