最恐ドクターの手懐けかた II
そのまま柊の車に転がり込み、シートをひいた上に座り陣痛に苦しむ。
破水したことにより、陣痛はかなり強いものとなっていた。
どれだけ我慢しても、金切り声に近い叫び声を上げてしまう。
そして……
柊は動揺しすぎて歩道に乗り上げそうになるし、信号無視しそうになるし。
陣痛による痛みと、柊の運転による恐怖で叫びっぱなしだった。
そうやってようやく病院に着くと、見慣れた助産師さんたちが担架を持ってあたしを待っていてくれた。
彼女たちを見てホッとして泣きそうになった。