最恐ドクターの手懐けかた II







そのまま分娩室に運ばれ、恥ずかしい格好で分娩台に座る。

こんな哀れな姿を見た柊はますます引くだろうな、なんて思ってしまう。

だけど、陣痛に苦しみ叫ぶあたしの前に……彼が現れたのだ。







「おー、みどり」




奴は涼しい顔であたしを見る。

そして、思いっきり開かれている場所をマジマジ見るのだ。





こっ……この変態!!!

蹴り飛ばしてやりたい。



なんて思うのはあたしだけで、



「こっ、琥太郎!!!

はやくみどりを助けてくれ!!」



後ろから、柊の悲鳴のような声が聞こえてくる。

琥太郎君は手袋を嵌めながら、柊を見てほくそ笑んだ。




「柊。俺が担当するのは嫌っつってたよな」



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