突然降ってきたキセキ~今日から私がイケメンアイドル!?~
意味深な言葉に首を傾げると、彼は優しい眼差しを私に向けた。


「この間揉めた事あったよね。あれ、ほんとは演技だったんだよ」


一瞬、何を言っているのか分からなかった。だけどよく考えてみたら思い出した。


「もしかして、翔くんが熱出した時の事?」


「うん」


大和くんが言っているのは、この前翔くんが高熱を出した日の事。確かにあの日は大和くんも怒っていて手がつけられなかった覚えがある。


「あの時、わざと翔にヤキモチを妬かせるように仕向けたんだ。2人を仲良くさせようとして」


「...だったら、あれは...」


「全部冗談だったんだよ」


...何だ、そうだったんだ...


てっきりあの時、大和くんは機嫌が良くないのだとばかり思っていた。だけどあれは全部が演技。


私の事を好きなように見せかけていたというわけだ。


「...もう、紛らわしいよ」
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