偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎

「……あのさ、智くんって小学生の頃、自分の部屋をキレイに片付ける子やったよな?」

稍は床の「惨状」を見ながら、ぽつりと呟いた。

何度も行った彼の部屋の、きちっと整理整頓された学習机の上や、ぴしっと張られたベッドのシーツが脳裏に甦ってきた。

……確かあの頃は、少し神経質なくらいなほどのキレイ好きやったはず。

「おれも、こんな状態はうんざりや」

青山はまた、はぁーっと深いため息を吐いて、前髪をくしゃっとかき上げた。

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