偽装結婚はおさない恋の復活⁉︎
……心はこんなに痛いのに。
どくどくと、血が流れてるんじゃないかと思うほど、痛いのに。
割り切ってる振りをして、青山とはカラダの関係を続けた。
こんな不毛な関係でも、これだけ「努力」を続けていれば……
いつか「やっばり麻琴だったよ」と自分を選んでくれるんじゃないか、と思っていた。
だけど、青山から『幼なじみと結婚する』と聞かされたとき、また自分はどこかで間違った、と思った。
でも、魚住のときのことが頭をよぎり、またあんな思いをするくらいなら、と初めて男に縋った。
結局は、『おまえ……そんな面倒な女だったっけ?』って一蹴されただけだったけれど……
なのに……今は声をあげて笑っている。
こんなに笑ったのはひさしぶりだった。