君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


「女子は時間かかるからな、やっぱ日向の家まで迎えいくべきだったか?」

逢と日向は朝から遊んで、日向の寮で着替えてここに来るらしい。


「いいんじゃない?女子同士で積もる話もあるんだろ」

着付けとか大変そうだし…

「…お前そういう所がモテるんだろうなぁ」

わざとらしくふむふむと頷きながらそう言った理久。


「……なに」

意味わかんねぇ。

「お節介とか絶対焼かないじゃん、那知って。いい意味でドライっていうかさ」

…そうか?

今俺が逢にしてる事こそまさにお節介だろ。


やめるつもりは無いけど。

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