君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。


『もう仕事場に行くガソリン代もないんだって、歩いていけって?お母さんに死ねって言ってるの?』


ちょっと何言ってるのかわかんない、状態だったけれど、答えはひとつだった。


『…そんなこと言ってないじゃん…自分が考えて遣わないからでしょ、お父さんが貸さないなら私も絶対貸さないから』


そう言うと顔を真っ赤にして、よく私に暴力をふるった。



それでも翌朝になると、ケロッとした顔で


『おはよう、寝ている時にお金借りたから〜』


そう、アザだらけの私を見ても笑顔で言う母親に、虫唾が走った。

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