君はいないのに今日も空は綺麗で、僕は泣いてしまった。
「うん、高校入って初めての友だち」
そう言って嬉しそうに笑うから、トクンと心臓が波打って気持ちが溢れ出そうになる。
「俺も。嬉しい」
今君が目を合わせてくれる幸せを感じたいけれど、
逢が異性に目を合わせるのは、きっと“友だち”だけだろう。
だから俺が君にこの気持ちを打ち明けた時は、君とはもう目は合わないんだろうね。
君の好きな分だけ、このもどかしさに苦しくなる。