婚約破棄するつもりでしたが、御曹司と甘い新婚生活が始まりました
「ライフジャケットもサイズはいいよ。でもこんなので本当に水に浮くの?」

ジャケット着てるだけだとなんだか不安。

あまり泳ぎが得意ではない私としては、浮き輪が欲しくなる。

「海に入ればわかるよ」

玲人君はフッと笑う。

一旦マスクを外し、玲人君と船尾にある腰掛けに座って景色を眺めた。

クルーザーは水を切って進んで行く。

もう港がかなり小さく見えた。

頰に当たる風が気持ちいい。

海は透明度が高くて底の方まで見えそうだ。

クルーザーがポイントに着くと、インストラクターのお兄さんが口を開いた。

「今日は波もないし、海も透明で珊瑚や魚が綺麗に見えますよ。じゃあ、準備して行きましょうか」

インストラクターのお兄さんが、クルーザーの上からドボンと海に飛び込む。

私と玲人君は、梯子を降りて海の中へーーー。

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