女の賞味期限
体全部が、ドキンと波打つ。

お酒でそうなっているのか、三条君の手がそうさせているのか、体は徐々に徐々に、熱を帯びてくる。

「可愛いですね、柏崎さん。」

「ううん、そんな……」

私は髪を、掻き上げた。


それから、何を話したのか分からない。

気づいた時には、居酒屋を出ていた。


「柏崎さん、この後どうします?」

「どうしますって?」

「もう一軒……行きます?」

期待をした目をして、三条君は私を見つめた。


もっと、私と一緒にいたいって、三条君が思ってくれているってこと?

「あの……私、この後……」

「ね。」

私を見降ろす三条君と、見つめ合ってキスを交わした。

熱い唇。

火照った体。

私達は打ち合わせたかのように、一緒にホテルへと向かった。


それから順番にシャワーを浴びて、どちらからともなく、体を合わせた。

「柏崎さん……」

耳元で三条君の甘い声がする。
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