女の賞味期限
「そうだ。お菓子、持って来てくれたんですよね。」

Tシャツを着た長岡さんは、私の方を見た。

シャツ越しでも、細マッチョのナイスバディは、透けて見える。


「……はい。」

昨日はよく顔を見なかったけれど、甘いマスクで、女の子から人気がありそう。

体も良ければ、顔もいいのか。

今時の若者は、恵まれていますね。


「お茶淹れますね。コーヒーでいいですか?」

「はい。お願いします。」

そこで私はようやく、ソファに座る事ができた。


そこで私は、さっきの”花梨”ちゃんを思い出す。

「さっき仰っていた花梨さんって、彼女さんですか?」

「気になります?」

今度は、体が固まった。

いや、そこまで興味ないわ。

元はと言えば、君が口にしたんでしょう?

しかも、起きがけに。


「いえ、彼女さんだったら、他の女が長居するのも、何ですし……」

私がそう言うと、長岡さんはコーヒーを淹れたカップを、持って来てくれた。

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