女の賞味期限
ん?

さっきから襲う、襲われないと気にしているけれど、私、そんなにこの人に、襲われたかったのか?

それじゃあ、欲求不満じゃん!

落ち着け、遥香。

相手は、私よりも相当若いぞ?


「じゃあ、僕からも質問していい?」

「どうぞ。」

「昨日、何で泣いてたの?」

ゆっくりと長岡さんを見ると、朝陽に照らされて、キラキラしていた。

それで泣いた理由を聞いてくる。

どこの王子様だ?


「いえいえ、大した事ではないので。」

「あれ?秘密主義?僕、口固いですよ。」

私は視線を、長岡さんから外した。

そう言う意味じゃない。

なぜ、昨日会ったばかりの君に、私の恥を曝さなければいけないのさ。

「そうだ。持って来て貰ったお菓子、頂きますね。」

「どうぞ。」

長岡さんは私の母が送ってくれたお菓子を、大きな口を開けて、食べていた。

そう言うところは、見ていて気持ちがいい。

「会社の事?」

「えっ……」


< 49 / 103 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop