初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
終業一時間前からソワソワしだした愛羅ちゃんをどうにか仕事をさせて、定時には仕事を終えた。
まだ仕事をしている同僚に「お先失礼しまーす」なんて軽やかに挨拶して職場を後にした愛羅ちゃんにさすがにそこまで楽しみにするなんておかしいと思い始めた。
一瞬ある言葉が頭をよぎったけど、愛羅ちゃんには彼だっているはずだしそんなはずない。
私も仕事の最終確認をしおえるとすぐにその場を後にした。
「クルミ先輩、おつかれさまでしたー」
愛羅ちゃんはすでに私服に着替え終えていて、髪をカールし直している。先ほど一度否定したのにますます疑惑は募り、
「愛羅ちゃん、今日ってどこ、行くの?」
聞かずにはいられなかった。いや、むしろ早く聞けばよかったのか。
「言ってませんでしたか?今日は、彼のお友達とお食事行くんです」
「えっと、それって誰が?」
嫌な予感しかしない。彼の友達とっていう事は三人じゃないって事だ。彼を紹介しますねとは言われてたけど、彼の友達を紹介しますとは言われてない。
「いやだなぁ、クルミ先輩。クルミ先輩と愛羅と、彼とその友達の四人ですよ」
「聞いてないし、」
あぁやっぱり早く聞いておくべきだった。
いくら気分が上向きになったとはいえ、さすがに紹介とかそういう気分じゃない。
まだ仕事をしている同僚に「お先失礼しまーす」なんて軽やかに挨拶して職場を後にした愛羅ちゃんにさすがにそこまで楽しみにするなんておかしいと思い始めた。
一瞬ある言葉が頭をよぎったけど、愛羅ちゃんには彼だっているはずだしそんなはずない。
私も仕事の最終確認をしおえるとすぐにその場を後にした。
「クルミ先輩、おつかれさまでしたー」
愛羅ちゃんはすでに私服に着替え終えていて、髪をカールし直している。先ほど一度否定したのにますます疑惑は募り、
「愛羅ちゃん、今日ってどこ、行くの?」
聞かずにはいられなかった。いや、むしろ早く聞けばよかったのか。
「言ってませんでしたか?今日は、彼のお友達とお食事行くんです」
「えっと、それって誰が?」
嫌な予感しかしない。彼の友達とっていう事は三人じゃないって事だ。彼を紹介しますねとは言われてたけど、彼の友達を紹介しますとは言われてない。
「いやだなぁ、クルミ先輩。クルミ先輩と愛羅と、彼とその友達の四人ですよ」
「聞いてないし、」
あぁやっぱり早く聞いておくべきだった。
いくら気分が上向きになったとはいえ、さすがに紹介とかそういう気分じゃない。