初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
バッグの中のスマホの振動を感じて、それを取り出した。
「あ、愛羅ちゃんから」
さっきまで一緒にいたのにメールしてくるって。すぐに内容を見てみると、
【相良さんと仲良く飲んでますか?】
愛羅ちゃんにしては短い文章。このどうとでもとれる内容にそのままそれを口にだしてみる。
「仲良く飲んでますか?って」
「ん、こっちが心配されてんの?」
彼は冷やかしとは取らず、そんな風に取ったらしい。
「愛羅ちゃん。あのお店で別れた事気にしてるんだと思う」
「こっちは気にせずに鈴木さんとイチャイチャしておけばいいのに」
イチャイチャ……って。
「まぁ、そうだけど」
「んじゃ、こっちは仲良くしてるってメールすればいい」
彼が当たり前のようにそんな風に言う。
チラリと横を見やるけど平然として飲んでいるだけの彼は、本当にただ近所に住んでる同級生に会ったみたいな気持ちなのかもしれない。
「じゃあ、そうする」
愛羅ちゃんにメールを返信しながら、彼の言葉遣いがすっかり友達みたいになってる事に気づいた。
その意味がどうであれ、"仲良く”はなったみたい……。
「あ、愛羅ちゃんから」
さっきまで一緒にいたのにメールしてくるって。すぐに内容を見てみると、
【相良さんと仲良く飲んでますか?】
愛羅ちゃんにしては短い文章。このどうとでもとれる内容にそのままそれを口にだしてみる。
「仲良く飲んでますか?って」
「ん、こっちが心配されてんの?」
彼は冷やかしとは取らず、そんな風に取ったらしい。
「愛羅ちゃん。あのお店で別れた事気にしてるんだと思う」
「こっちは気にせずに鈴木さんとイチャイチャしておけばいいのに」
イチャイチャ……って。
「まぁ、そうだけど」
「んじゃ、こっちは仲良くしてるってメールすればいい」
彼が当たり前のようにそんな風に言う。
チラリと横を見やるけど平然として飲んでいるだけの彼は、本当にただ近所に住んでる同級生に会ったみたいな気持ちなのかもしれない。
「じゃあ、そうする」
愛羅ちゃんにメールを返信しながら、彼の言葉遣いがすっかり友達みたいになってる事に気づいた。
その意味がどうであれ、"仲良く”はなったみたい……。