初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
七時前にお店に着いた。現地集合と言っていた相良さんはお店の前には居ないからもうすでに入っているのかもしれない。
「なんかお家にご招待されてるみたいな感じね」
「うん、最初私もお店と思わなくてね」
場所も駅から少し歩いて静かだし、連れて来られない限り見つけられそうにない隠れ家的なお店。去年からどうもそういうお店に縁があるらしい。
「予約してあるなら、先に入ってるかもしれないじゃない?」
「そうだね、入ろうか」
相良さんの名前を言うとすぐに席に案内された。
どうやら相良さんはまだ来てないらしい。
「ちょっとメールしてみる」
そう言ってスマホを見れば受信メールあり。
「あー。なんか遅れるって」
メールが得意ではない相良さんだから当然詳しくは書いてない。とはいえ大分遅れるならその旨は書いてくるだろうし……
「お連れ様揃うまで何かお飲み物お持ちしましょうか?」
たしかこの綺麗な女の人はソムリエだったと思う。そんな事をぼんやり考えているとノリちゃんが、その人に何やら質問してる。
「じゃあ、食前酒をお願いします」
決まったらしい。今日もお酒の決定権はノリちゃんにある。
「なんかお家にご招待されてるみたいな感じね」
「うん、最初私もお店と思わなくてね」
場所も駅から少し歩いて静かだし、連れて来られない限り見つけられそうにない隠れ家的なお店。去年からどうもそういうお店に縁があるらしい。
「予約してあるなら、先に入ってるかもしれないじゃない?」
「そうだね、入ろうか」
相良さんの名前を言うとすぐに席に案内された。
どうやら相良さんはまだ来てないらしい。
「ちょっとメールしてみる」
そう言ってスマホを見れば受信メールあり。
「あー。なんか遅れるって」
メールが得意ではない相良さんだから当然詳しくは書いてない。とはいえ大分遅れるならその旨は書いてくるだろうし……
「お連れ様揃うまで何かお飲み物お持ちしましょうか?」
たしかこの綺麗な女の人はソムリエだったと思う。そんな事をぼんやり考えているとノリちゃんが、その人に何やら質問してる。
「じゃあ、食前酒をお願いします」
決まったらしい。今日もお酒の決定権はノリちゃんにある。