初恋のカケラ【3/13おまけ更新】
急ぎ足で駅に向かうとちょうど相良さんが改札から出てきた所だった。
たくさんのサラリーマンが改札から出てくる時間だって相良さんならすぐに見つけられる。
他の人よりも少し体が大きいっていうのもあるけれど。そうだ、中学の時にグランドで坂下くんをすぐに見つけられたあの時みたいに相良さんだけが視界に飛び込んでくる感じ。
視線で追っていると、相良さんはそれに気づいたのかニコっと笑いこちらに向かって歩いてきた。
「お疲れ様です」
「おつかれ、さすが時間ちょうどだな」
「ゆっくりしすぎちゃってて、間にあって良かった」
「じゃとりえず。メシ、いこう」
相良さんはスっと横に来てそのまま私の手を取る。
お店までは五分とかからないけれど、やっぱり嬉しい。
「クルミちゃん、手冷たいな」
「あ、ごめ。帰って来る時は暖かかったからいいかと思ったら結構寒かった」
だけど戻ると遅刻しそうだったしそのまま来たってだけ。
「ん、でもこうしてればすぐに温まるだろ。」
そう言ってさらにキュッと強く握り、自分のコートのポケットに一緒に入れる。
そんなすぐには暖かくはならないけれど、手を繋がれた事でじんわりと心は温まり始める。
たくさんのサラリーマンが改札から出てくる時間だって相良さんならすぐに見つけられる。
他の人よりも少し体が大きいっていうのもあるけれど。そうだ、中学の時にグランドで坂下くんをすぐに見つけられたあの時みたいに相良さんだけが視界に飛び込んでくる感じ。
視線で追っていると、相良さんはそれに気づいたのかニコっと笑いこちらに向かって歩いてきた。
「お疲れ様です」
「おつかれ、さすが時間ちょうどだな」
「ゆっくりしすぎちゃってて、間にあって良かった」
「じゃとりえず。メシ、いこう」
相良さんはスっと横に来てそのまま私の手を取る。
お店までは五分とかからないけれど、やっぱり嬉しい。
「クルミちゃん、手冷たいな」
「あ、ごめ。帰って来る時は暖かかったからいいかと思ったら結構寒かった」
だけど戻ると遅刻しそうだったしそのまま来たってだけ。
「ん、でもこうしてればすぐに温まるだろ。」
そう言ってさらにキュッと強く握り、自分のコートのポケットに一緒に入れる。
そんなすぐには暖かくはならないけれど、手を繋がれた事でじんわりと心は温まり始める。