この暴君、恋すると手に負えません
「お前、私の目を盗んで帝に色目を使っていたようだな?」
「なっ……そ、そんな事してません!!」
「そんなに帝が好きか?」
「あなたに答える必要はありません」
「明日は帝の挙式と社長任命発表という重大なイベントがあるんだ。お前が帝の周りに纏わりついていると、マスコミの餌食になる可能性もある。それこそ朱鳳の名を汚す事になる。私はそれをどうしても避けたい」
「……こんなところに閉じ込めて、私をどうするおつもりですか?」
「いや、すぐに解放してやろう。ただし、お前の返事次第だがな?」
--私の返事次第って、どういう意味なの?
妖しげな笑みを浮かべる誉さんに私は負けじと睨みつけていた。