七色セツナ。1
第8章 嫉妬

1年2組の騎士たち





「心配かけた?

ごめんね?」


土日も含め、4日間
寝込んでいた真季乃が
月曜日の今朝、やっと登校して来た。


「季節の変わり目は
気をつけなきゃダメだよ?」


「うん、ごめんね。

花凛には
バイトも入ってもらっちゃって……

しかも、その時に
何かあったらしいじゃない?

親父から
少し聞いたんだけど……」


「あ、うん。

その事ね」


ちょうど担任が教室に入って来て
一時間目は、自習だと告げた。


担任が出て行くと


「ちょうどいい。

・・・お前ら、ちょっと話がある。

扉も窓も、全部閉めろ。

お前ら、真ん中に集まれ」


コタが
クラス全体を見渡す。



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