王太子の揺るぎなき独占愛



「あ……っ」

 初めての刺激に、サヤは思わず声を上げ、背をそらした。

 レオンはサヤの様子をうかがうが、自分の声に驚き顔を赤くしているサヤに目を細めた。

 その顔はあまりにも無防備で可愛らしく、レオンの熱情をさらにかきたてる。

「早くこうしてサヤを抱きたかった」

 レオンのくぐもった声にサヤの体は震え、いっそう熱を帯びた。

「サヤ……いいか?」

 そう言って、再びレオンがサヤの胸元に口づける。

 伸びてきた手がサヤの胸に触れ、意味を持って動き出す。

 夜着の上からだというのに、その動きはサヤのすべてを支配し、彼女は動きを止めた。

 ぎゅっと目を閉じ、レオンの熱い手に意識のすべてを注いだ。

「で、殿下……」

 レオンの体によってベッドに固定されているサヤは、唯一動かせる両腕を天井に向けて伸ばした。

 そして、サヤの胸に甘噛みを続けるレオンの頭に指を差し入れた。

 短く揃えられている金髪は柔らかく、サヤの指にほどよくなじんだ。

 すると、レオンは突然身を起こし、サヤの胸元の隙間から手を差し入れた。

 サヤは思わず息を詰め、体を強張らせた。

「大丈夫だ。今は、これ以上のことはしない」

 熱っぽい瞳がサヤの心を射る。

「抱きたくてたまらないが、ここまで我慢したんだ。楽しみは結婚式までお預けだ。サヤも抱いてほしいだろうが、これで我慢しろ」

 レオンは再びサヤの唇にキスを落とし、舌を差し入れた。
 そして、サヤの舌を追い、絡ませ合う。


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