王太子の揺るぎなき独占愛
レオンの手はサヤの胸の形を変えるように動き、刺激を与え続ける。
恥ずかしさで今すぐ逃げ出したいと思う一方で、リズムよく与えられる刺激は不思議とサヤの心を落ち着かせていく。
「んっ、ん……っ」
深い口づけと胸に直接感じるレオンの熱のせいで、サヤの呼吸は荒くなるが、次第にその刺激に心地よさを感じ始め、サヤも積極的に舌を絡ませ、レオンの頭を引き寄せた。
そして、さらに刺激を得ようと、無意識に体を動かした。
すると、レオンの動きがとまり、荒い息づかいだけが部屋に響いた。
「これ以上あおるな」
レオンは耐えるようにそう言うと、サヤの体を抱きしめベッドの上を転がった。
そして向かい合い、サヤを見つめる。
「サヤの感じる声、初めて聞いた」
落ち着かない息づかいの合間に、レオンがからかうように笑った。
「そ、それは、あの」
突然刺激がなくなり寂しさを感じていたサヤは、レオンの言葉に我に返った。
これまでキスは何度も交わしていたが、ベッドで抱き合ったことも、もちろん直接胸に触れられたこともなかった。
思わず漏らした声や自分から体を寄せてしまったことを思い出し「うー」と唸る。
そして、恥ずかしさのあまりレオンの胸に顔を押し付けた。
公務で外出していたレオンは着替えを済ませておらず、上着は脱いでいるものの、シルクのシャツとベストは身に着けたままだ。
ベストのボタンでサヤの顔が傷つかないかと心配するが、サヤはしがみついたまま離れようとしない。