永遠の愛を(番外編も完結)
「これ入れたの、誰?」

「あ!それ、私。誰かマイク取って。」

♪♪♪~

唯ちゃんが入れた歌の前奏が流れ初めて、彼女がステージに向かった。

唯ちゃんはとても歌が上手い。

それに聞き惚れていたら、隣から声をかけられた。

「幸田さんも、何か歌いなよ。」

「え…?」

声の主の方に顔を向けると、唯ちゃんとは反対側の隣に座っていた男子に話しかけられていた。

私が部屋に入って来たときに歌っていた男子だ。

確か サッカー部の “ 岡田くん ” 。

「あ…私は…」

正直、人前で歌うのは得意じゃなかったけど、ニコニコしながら「ハイ、どうぞ」と端末を手渡されてしまったので「…ありがとう」と思わず受け取ってしまった。
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