永遠の愛を(番外編も完結)
その視線は私を通り越し、私の後ろを見ている。

「皆さん、今日は朝早くから一日ご苦労様でした。」

振り返るよりも早く、私たちへの労いの言葉が聞こえて心臓がきゅっと音を立てる。

その場にいた全員が片付けの手を止め社長を見た。


「新郎のいち友人として、本日はとてもいい式に参列できた事に感謝しています。この仕事は裏方ばかりで目立たず大変な仕事ですが、人を幸せに出来る誇りある仕事です。これからもどうかよろしくお願いします。」

そう言って私たちに頭を下げた社長。

顔を上げた社長がみんなを見回した後、最後に私を見て優しく微笑んだ。

心臓の音がトクンと一つ、大きく跳ねた。
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