永遠の愛を(番外編も完結)
「…おばあちゃん、おはよう。」

私は何も見ていないふりをして台所に入ろうとした。

だけどおばあちゃんにかけられた次の言葉に一瞬、返す言葉を失った。

「みぃちゃん悪いんだけど、おじいちゃん起こしてきてくれる?何回呼んでも起きてこないのよ。」

ドクンッと心臓が大きく鈍い音を立て震えた気がした…

「…………」

何も答えない私を変に思ったのだろう?祖母が心配そうにこっちを見て、もう一度私の名前を呼んだ。

「…みぃちゃん?」

「あ…じゃあ、ちょっと見てくるね…」

慌ててそう言って呼びにいくフリをするしかなかった。

“ おじいちゃんは、もういないんだよ … ”

とは、どうしても言えなかった。
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