永遠の愛を(番外編も完結)
私が控え室に戻ってから程なくして、慶斗さんも戻ってきた。

ヨシおばあちゃんの顔を見れて、やっと安心できたのだろう。

さっきよりも随分、顔色が戻ったように見える慶斗さんが私の隣に腰を下ろした。

「お疲れ様。ヨシおばあちゃん、どうだった?」

「うん、今は薬で眠ってたよ。少し微熱もあるけど抗生剤も点滴に入ってるし、それほど心配は要らないって。今夜一晩はICUにいて、このまま落ち着けば明日の午後からは個室にも移れるらしい。とは言っても、しばらくは点滴も酸素もついたままだから安静にはしてないといけないけどな。」

「そっか…」

「…美麻にも感謝してる。」

「ううん…私は何もしてないよ。」

ただ、私が慶斗さんのそばに居たかっただけだ。
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