永遠の愛を(番外編も完結)
しばらく道なりに走り続け、着いた先は終点にある大きなお寺。
田舎の山奥でも、辺りは多くの観光客で賑わっていた。
なだらかな石段を登り入り口まで来ると、それだけで息が上がり額にはジンワリと汗が浮かんだ。
受付を済ませてお墓に向かう間も、お寺を散策する観光客らしき人達とたくさんすれ違っていく。
時折、聞こえてくる言葉がどこか別の国の言葉もあり、みんな興味津々に写真を撮っていた。
お寺の最奥にある墓地は、流石に観光客の姿はなくとても静かで、私以外にも数人御墓参りの人がいるだけだった。
桶に水を汲み祖父達のお墓の前まで行くと、まだ比較的新しい仏花が供えられていた。
前回、来た時も綺麗なお花が供えられていた。
あの時はヨシおばあちゃんか誰かだと思っていたけれど、今なら分かる。