永遠の愛を(番外編も完結)
「ところで、それ何なの?」

先輩はいつの間にか、私の前に回り込みそれを指さしていた。

「お弁当です。先生が買ってくれた晩御飯の。」

「ふーん、もしかして食べてる途中だった?」

「いえ…。宿題の途中でした。」

そう答えると、彼は後ろのテーブルに広げられたままの教科書やノートを見て納得したように 「あぁ…」と言った。

「じゃあ、それ勿体無いから夜食にしていい?」

すぐに返事を返せなかった私に

「もしかして、あげたくないくらい好きな弁当とか?」

なんて私を食いしん坊みたいに言うから「…どうぞどうぞ」と慌てて答えた。
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