【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う
予想外の社長の登場であっけにとられる私をよそに、社長はこっちだよ、と言って私の肩に手を回して引き寄せた。
男の人とこんなに密着した記憶も免疫もない私は、内心はドキッと心臓が跳ねていたけれど、全力で平静を装い、肩を抱かれたまま側に止まっていた車へと向かった。
肩を抱く力強い手に過剰にドキドキしながら、ほのかな香水の香りに、社長にぴったりないい香りだなあ、なんていうことを整った横顔を見上げながら思っていた。
「あ……、藤堂さん……」
「お疲れ様です、佐伯さん。さぞ驚いたでしょうね。私は止めたのですが社長がご自分であなたを迎えに行くと言ってきかなかったのです」
「ちょっと待て、お前のその説明だとまるで俺がただのワガママなバカ社長みたいじゃないか」
「バカは余計かと」
「違う、バカ『も』余計なんだよ!」
止めてあった車の運転席には藤堂さんがいて、社長が直々に来てくれた理由を説明してくれたけど。
世の中の社長と秘書のやり取りなんてあまり知らないけれど、この二人の関係は相当な信頼関係があってこそなんだろうなと思った。
男の人とこんなに密着した記憶も免疫もない私は、内心はドキッと心臓が跳ねていたけれど、全力で平静を装い、肩を抱かれたまま側に止まっていた車へと向かった。
肩を抱く力強い手に過剰にドキドキしながら、ほのかな香水の香りに、社長にぴったりないい香りだなあ、なんていうことを整った横顔を見上げながら思っていた。
「あ……、藤堂さん……」
「お疲れ様です、佐伯さん。さぞ驚いたでしょうね。私は止めたのですが社長がご自分であなたを迎えに行くと言ってきかなかったのです」
「ちょっと待て、お前のその説明だとまるで俺がただのワガママなバカ社長みたいじゃないか」
「バカは余計かと」
「違う、バカ『も』余計なんだよ!」
止めてあった車の運転席には藤堂さんがいて、社長が直々に来てくれた理由を説明してくれたけど。
世の中の社長と秘書のやり取りなんてあまり知らないけれど、この二人の関係は相当な信頼関係があってこそなんだろうなと思った。