【加筆・修正中】恋した君に愛を乞う

「あ、美味しい」

「ほ、ほんとですか?」

「ふふ、心配してたの?美味しいよ。思ってた通りだった。君がいつも美味しそうに食べてるから気になってたんだ」

「私、オムレツが好きで……。毎日でも大丈夫、って言うぐらい好きなんです」


私の心配をよそに、暁斗さんは美味しいと言ってペロッと綺麗に食べてくれた。
ごちそうさま、と優しい目をして言ってくれたことがさらに私を嬉しくさせる。


「本当はさ、朝食はとった方がいいってわかってるんだけど、やっぱり朝は自分でするのはめんどくさくて」

「あ、じゃあ私は毎朝作ってるので、と言っても簡単なものですけど、よかったら一緒に食べませんか?」

「……いいの?俺は嬉しいけど美緒は……」

「私は大丈夫です!きっと一緒に食べた方が美味しくなりますよ。でも、味は保証しませんよ?暁斗さんは美味しいもの食べ慣れてるでしょうから」

「はは、それは問題ないよ。美味しいと感じるかどうかは味だけじゃないと思ってるから。現に今食べたオムレツ、俺は好きだよ」


緩やかに口角を上げ、私の目をまっすぐに見つめてそう言われると、やっぱりまだドキドキする。

というかこの人の笑顔は心臓に良くない。
イケメンだからとか、それも理由の1つだけどそれだけじゃなくて。
チャラチャラしてるように見せてるくせに決める時は決める、って感じのギャップというかメリハリというか。
これが暁斗さんの魅力の1つなのは間違いない。

とにかくこの人は、人をその気にさせるというか、褒めるのが上手すぎる。
実際私はもう明日の朝は何を作ろうと考えちゃってるし。

< 67 / 117 >

この作品をシェア

pagetop