車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)

「フン。俺は、へなちょこではないんでな」

呆れたように言うと腕を離してきた。

くそっ……覚えていろ。

絶対に何かで仕返しをしてやる!!

そう思っていると千花が

「ねぇ、さっき教科書をチラッと見えたんだけど
美堂君って秀明高校に合格したの?」

はぁっ?

秀明高校って都内でも
1番の進学校だぞ?

「はぁっ?マジかよ!?
美堂。お前……秀明なの?」

俺は、聞いて驚いてしまった。

すると美堂は、こちらをチラッと見ると
また目線を本に戻し

「あぁ……と言っても。俺は、通信の方だ!
去年ぐらいから秀明は、受験人数を増やすために
通信教育も取り入れるようになった」

そう言って説明してきた。

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