車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
「す、凄いね……?通信があるなんて
全然知らなかったわ」
確かに秀明高校にそんなシステムが
出来たなんて驚きだ!!
「通信なら……車椅子の俺でも出来るからな。
テストの時だけ学校に行けばいいだけだし
個室でやってくれるから問題ない。
授業は、タブレットやパソコンで確認が出来るし
もともと人に群れるのが嫌いな俺には、最適だ」
美堂は、平然な表情でそう言ってきた。
確かにコイツは、人に群れるのを
嫌いそうだ。
それに車椅子だとなかなか
受け入れてくれる高校は、少ないから
通信とかありがたいだろう。
「自分のペースで静かにやれる通信の方が
俺の性に合っている。だから
邪魔するな。へなちょこ」
「あぁ、誰がへなちょこだ!?
偉そうにするじゃねぇーよ」
またしても口喧嘩を始めた。
千花は、呆れながらトイレに行ってしまった。
ケーキが来ても喧嘩をやめなかった。
千花は、トイレを済ますと
遠くから2人を見ていた。
「あぁ、またやってる……」
呆れていると