車椅子バスケ~希望の架け橋~(翼ver.に変更)
良かった……謝れなかったけど
普通に接することが出来た。
俺は、ハァッ……と深いため息を吐いた。
いつもの通りに普通に接していたはずなのに
酷く疲れた。
アイツと話すのって
こんなに緊張して疲れるもんだっけ……?
するとその時だった。
美堂が車椅子を押して
俺の膝目掛けてぶつけてきた。
見事ヒットした。
「痛っ……お前……何するんだよ!?」
「終わったのなら、さっさと戻るぞ。
モタモタするな。ハゲ」
美堂は、変わらずに毒舌を吐いてきた。
「あぁ?誰がハゲだ。俺は、まだ
ピチピチの14歳だし。髪は、フサフサだ!」
「いずれハゲるだろう。お前……頭も中身も
薄そうだしな。可哀想に」