ぎゅっと、隣で……
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優一は、南朋の家の前にダウンを持って立っていた。
玄関から出てきた翔に手を上げる。
「全く。和希兄ちゃんが、姉ちゃん見張っていろ、って言うからさ…… 何なんだよ……」
「悪いな、翔…… もう一つ、頼みがある。南朋ちゃんここまで連れて来てくれ! 俺が居るって言うなよ! 言うと来ないから……」
「無茶言うなよ! 姉ちゃんめちゃ機嫌悪いぞ……」
「解ってる…… 頼む…… これ……」
優一はダウンを上げて見せた。
「よし! なんとかするか!」
翔がダウンに手を伸ばすと。
「ダメだ! 南朋ちゃん連れて来てからだ」
「わかったよ」
翔は又、家の中へと戻って行った。
優一が、しばらく待っていると、翔に続いて南朋が車に向かって歩いてきた。
優一は、南朋の家の前にダウンを持って立っていた。
玄関から出てきた翔に手を上げる。
「全く。和希兄ちゃんが、姉ちゃん見張っていろ、って言うからさ…… 何なんだよ……」
「悪いな、翔…… もう一つ、頼みがある。南朋ちゃんここまで連れて来てくれ! 俺が居るって言うなよ! 言うと来ないから……」
「無茶言うなよ! 姉ちゃんめちゃ機嫌悪いぞ……」
「解ってる…… 頼む…… これ……」
優一はダウンを上げて見せた。
「よし! なんとかするか!」
翔がダウンに手を伸ばすと。
「ダメだ! 南朋ちゃん連れて来てからだ」
「わかったよ」
翔は又、家の中へと戻って行った。
優一が、しばらく待っていると、翔に続いて南朋が車に向かって歩いてきた。