神様修行はじめます! 其の五のその後
「エレオノーラちゃん! これからこの子は『エレオノーラ』ちゃんですわ!」


「はいはい。イタリア系ね」


 また今回も、ずいぶんシャレたネーミングですこと。


 女の子の名前だけど、そのネズミってメスなのかな?


 まあ、深い理由も根拠もなく、ただのフィーリングで付けたんだろうと思うけど。


「エレオノーラちゃん、お願いがありますの。しま子の記憶を取り戻すために力を貸してくださいな」


 切々と訴えるお岩さんを、エレオノーラが黒い瞳を瞬かせて見つめ返している。


 その様子を見ていたお岩さんが、嬉しそうにパッと微笑んでエレオノーラに頬ずりした。


「ありがとう! きっとあなたなら、わかってくださると信じていましたわ!」


 あ、なんか、人間とネズミの意思疎通ができたみたい。歴史的瞬間。


「これを狙って岩を連れてきたんじゃよ。珍妙な生物には、こちらも珍妙な能力で対抗せんとのぅ」


「絹糸、ナイス人選。よし、しま子の所へ行こう!」
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